折原製作所のホームページ
ホームトピックス製品情報インデックス会社案内リクルートお問合せサイトマップ

製品情報 >  Michi-製品化への道- >  Michi-製品化への道-バックナンバー

製品化への道

このページでは、製品化へのヒントや、製品になるまでの裏話など、オリハラ製品にまつわるお話を掲載しています。第4章は『画期的新商品が開発されるまでの経緯その1』です。


軽水洗トイレのおまけに作った「音消し用」テープが「エチケットーン」の始まり

 水洗化がまだ整っていない地域で使う、軽い音とともに、ごくわずかな水で便器内を洗い流す「腰掛け式軽水洗トイレ」が売れた昭和50年代、あまりにも音が軽い為、もっと音を大きくできないかという注文がユーザーから出るようになった。

つまり、「恥じ文化」である。一度に三回ずつ水を流して音を消す習性を、ほんものの水洗トイレで身につけてしまった女性たちが音の軽さに不満を持つようになったのだ。
 「腰掛け式軽水洗トイレ」は一般家庭だけでなく、レストランや企業にも普及している。そういうところで使う女性がいくら水を流しても、衣ずれの音を消せない。

 一般家庭でも来客があったようなとき、お互いにトイレの中でのもろもろの恥ずかしい音が筒抜けにある。
 頭を抱えた。音を大きくしてくれ、といわれても、もともと水量が少なく、どっとは流せないのだから、どうにもならない。

「これは、衣ずれの音を消すための音を出す装置を、別につけるしかない」
 それが唯一の解決法だった
 九十九里浜へ録音機を持って出かけ、寄せては砕ける波の音を録音した。
 上野の山では、梢を渡る風の音。
 郊外の麦畑へ行き、さえずるヒバリの声。
 むろん、ほんものの水洗の流れる音も録音した。
 これをエンドレステープにいれてテープ・レコーダーーにかけ、タイマーをセットして、スイッチを押すごとに30秒間音がでるようにする。


 うまくいくように思えた。しかし、テストを繰り返しているうちにテープが伸びて、間のびした音になってしまう。ひばりの声はアヒルみたいに聞こえるし、水の音は勢いが無くなって砂でもまいているようだ。まったくの漫画である。
 その点ばかりか改良できるとしても、テープレコーダーが1台3万円。8万円の簡易トイレを買った人に、付属品としてつけるにはコストが高すぎるし、買ってくれともいいにくいだろう。
 このアイディアは、試作の段階でお蔵入りになりかけた。ところが、思いがけない事態がやってきたのである。

つづく

さて次章は『画期的新商品が開発されるまでの経緯その2』です。

ページの先頭へ

<< 第3章 戻る 第5章 >>

(C) Orihara Manufacturing Co., LTD.  All Rights Reserved.
株式会社 折原製作所  〒116-0013 東京都荒川区西日暮里1-3-3 電話 03-3805-0101